第22回カントーポケモンオフ
みなさんこんばんは、あろるふぁすです。第22回カンポケに参加してくださった方々、改めてありがとうございます。
この記事は、私がカンポケで関与している早押しクイズと試験問題について、思ったことを書いたものです。よければご覧ください。
ちなみに、カンポケのサイト(http://liberaoff.hatenablog.com/)に試験問題まとめを作る予定なので、過去問を解いてみたいという人はぜひこちらもご覧ください。
①早押しクイズについて
最近のカンポケでは、予選ですくみが発生したときに早押しで勝者を決めるという方法を取っています。
前回のカンポケでは大規模なすくみが発生。直前で早押し問題を増産することになりあたふたしました。
その反省を踏まえ、今回は主催のリベラ君やスタッフのときれが君が問題をそこそこ作ってくれていたのですが……
なんと、唯一発生したすくみでは2問しか問題を使いませんでした! 前回との落差にびっくり。
聞いたところによると、早押し対策でたまたま見ていた種族値が出たのだそうで、すんなり答えられたのだそうです。何たる偶然……!
まぁ次回以降も使えるので、負担が減ったと思うことにしましょう。
ちなみに、今回使った問題は種族値穴埋めです。下に問題置いておくので、気になった人は考えてみてくださいね。(アルファベットには同じ数字が入ります)
1.A-A-A-105-105-105
2.190-B-58-B-58-B
【余談】今回の早押し用に主催が作ってきた問題の中にこういう問題がありました。
「右の種族値を持つポケモンの専用技を答えよ。 75-125-140-60-90-40」
これはグソクムシャの種族値です。どうやらうちの主催はであいがしらをグソクムシャの専用技だと思っているようですね。
カモネギ「……」
聡明な読者の方はお分かりかと思いますが、であいがしらはカモネギも習得できます。そのことを主催に指摘したら、普通に知らなかったって言われました。スタッフにも初耳だって言われました。おそらくカモネギのであいがしらはソード・シールドの発売により常識になるので、試験に出すならこのタイミングだったなあ。
②試験問題(私の担当するB問題)について
私は結構長いこと試験問題を担当しているのですが、最近悩みがありました。それは、「試験に参加してくださっている方々が、試験時間途中で諦めてしまうことが多い」ことです。その原因として、私の作る問題が知識に寄りすぎていることがあるのではないかと思いました。
知識に寄り過ぎた問題は、知ってれば解けるし、知らなければ解けないものです。こういった問題が多いと、ほとんどの参加者は試験中盤で解ける問題がなくなり、そのまま試験を諦めてしまうことにつながります。
なので、今回は、時間をかけて考えられる問題を作ってみました。それが今回の最後の問題です。内容については詳しくは後述しますが、しっかり調べようとしたらたくさんのポケモンを羅列する必要があったので、時間をたっぷり使えるような問題になったと思います。
一方、今回の反省点としては、すべてのジャンルをバランスよく出題することができなかった、というのがあります。ただ、ポケモンのジャンル全部をそれなりに拾って問題を作ると50分の枠に収まらなくなってしまうので、バランスよく出すのは難しい、というのが現状です。これについては今後の課題とさせていただきます。
以下、各問題について書きたいことを常体で書いていきます。
(1)ウルトラサン・ウルトラムーン
正直新作発表前はこれの問題を作るのが一番しんどい。今回も苦戦したが、幸いWCSという話題があったおかげでなんとか出題することができた。このゲームの対戦オフのはずなのに語れることは一番少ない。まあ私が最近ほとんどやっていないのでね
(2)ソード・シールド
ネタバレを嫌う方もいらっしゃると思ったので、ポケモンの名前や特性について言及する問題は没にして、この問題に。問1は、かなり話題になったと思うのでさすがに大丈夫だろうと思い出題。問2については、人によってはもしかしたら知りたくない情報が書いてあったかもしれない。そういう場合は、申し訳ないがソード・シールド発売まで解説を読まないことをオススメする。さらに詳しい話はネタバレ防止のためにこの記事の最後に記載。
(3)ポケモンカード
問1は、ギラティナという誤答を誘いたくて作成。そこそこ思惑通りになったので満足。そういえばドラゴンタイプのアルセウスって初めてカードになった気がする。DPt時代に色々なタイプのアルセウスがカードになったが、ドラゴンタイプがカードになるのはBW時代から。問2は、レギュレーション変更について調べてた時に思いついて作成。長らくポケモンカード触ってなかったので、1枚くらい新しいレギュレーションで使えるやつあるんじゃないのと思ったが、そんなことはなかった。
(4)スマホアプリ
問1は、割といつも出しているポケモンGOの問題。仮装ポケモンを一度見ていれば、わかりやすいヒトカゲなどはすぐに選択肢から外せたのではないだろうか。ちなみに、ポケモンセンターで発売されたグッズでも同じ仮装をしているので、それを見たことがある人も解けたかもしれない。問2は、最近配信されたポケモンマスターズの問題。わざ名とかにまで言及しだすとキリがないので、プレイした人が一度はやったであろうストーリーに関する問題に。本当は10月でサービスを終了してしまうポケモンコマスターの問題を出したかったが、さすがにわかる人が少なすぎるだろうということで没になった。
(5)エメラルド
いつもはVCの問題を出しているが、今回はエメラルド15周年記念ということで、代わりにエメラルドの問題を出した。問1は、ツイッターで「エメラルド15周年」のタグのツイートが流れてきたときに思いついた。発売日を知らなくても、ゲームを買ってもらったときの自分の年齢から逆算したりできたと思う。予想通りファイアレッド・リーフグリーンと答えてる人が多かった。問2は、ルビー・サファイアとエメラルドでテッセンの切り札が違うことを思い出して作りました。でも、ルビー・サファイアのテッセンの切り札もライボルトだったと思ってる人多そう。レアコイルと誤答した人は問1をファイアレッド・リーフグリーンにしている人が多かった気がする。
(6)英語
問1は、ポケモンカードのGXワザ「パフスマッシャーGX」から着想を得て作成。主催が以前ペロリームで高レートを達成しているので、それに誘導されてペロッパフと間違える人が多いのではと思ったが、予想以上にその答えに流される人が多かった。問2は、REVLOTIONなどと紛らわしいだろうと思い出題。思いのほかできている人が多かった。
(7)ポケモン全般
問1は、ネクロズマという誤答を誘うために出題。色違いネクロズマはここでしか入手できないことから話題性が高く、クラブより先にこちらを思い浮かべる人も多かったと思われる。問2は、いつも試験で上位を取っている方々が答えられない問題を、という思惑で入れた問題。思惑通り、正答率は低かった。一方で女性参加者をはじめとして、幾人かはしっかり正解していた。普通にすごいと思ったので正解者にはスタンプを贈呈。問3は、ウルトラサン・ウルトラムーンには出てこないがポケモンGO、アニメ、Let's Go! イーブイなどには登場しているポケモン、というのがなかなか珍しいなと思い作成。今回はアニメやLet's Go! イーブイの要素はここだけで、いつもに比べてちょっとバランスが悪くなってしまった。
(8)ポケモンの進化
ソード・シールドでのポケモンの進化から着想を得て作成。進化時にタイプ1が変わるポケモンについて考える問題である。対戦をやる上では、タイプ1とタイプ2を区別して考える必要がないので、改めて考えるとなかなか答えが出せなかったと考えられる。誤答としては、スコルピやクズモーなどが多かったが、どちらもどくタイプがタイプ1であるので、進化したときに変わるのはタイプ2である。あとは、ルリリを単タイプのポケモンだと思って(C)の答えにしている方が多く見受けられた。
【ソード・シールド問題追記】
今回はソード・シールドの情報からキョダイガンジンの問題を出したが、正答率は予想通り低かった。
上記画像(参考:https://www.pokemon.co.jp/ex/sword_shield/pokemon/190708_05.html)にあるように、キョダイガンジンはみずタイプの攻撃が変化したものなのだが、ほとんどの人はいわと書いていた。まぁ追加効果が完全にいわタイプのわざなので仕方がない。※問題は「キョダイガンジンは何タイプのわざか」を問うていたが、ここにある通りキョダイガンジンは「みずタイプの攻撃が変化した」のであり、「キョダイガンジン」自体がみずタイプのわざであるとはどこにも書いていないので、急遽「何タイプのわざがキョダイガンジンに変化するのか」を問う問題に訂正。もしかしたら、みずタイプのわざが元になっているだけで、キョダイガンジン自体はいわタイプのわざかもしれない。